
更新履歴
NEW | 2016/11/26 |
ブランメティスの館 最終話「死にきれない魂」を公開しました。 おまけ ページを公開しました。これにて企画完了です。 |
2016/10/22 | ブランメティスの館 第3話「隠し部屋」を公開しました。 | |
2016/09/08 | ブランメティスの館 第2話「ブランメティス」を公開しました。 | |
2016/08/08 | ブランメティスの館 第1話「館への招待」を公開しました。 | |
2016/06/18 |
「ディーノ」と「セオドール」のボイスを追加しました。 スタッフページに名前を追加しました。 |
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2016/06/12 | CVの選考結果を掲載しました。 | |
2016/06/12 | HPを公開しました。 |
音楽室


物語
ある日、主人公ソニアの元に、幽霊屋敷と噂される「ブランメティスの館」から不思議な招待状が届きます。
「も〜平凡な毎日に突然の刺激!ピリ辛よ〜!」
好奇心旺盛なソニアは、相棒のおしゃべりねこ、ディーノと共に館へ。
そこで出会ったのは双子の素敵な執事でした。
魔法のような楽しい時間が過ぎていく中、
ソニアは知らずのうちに館の不思議な運命に巻き込まれ、謎解きをすることに。
おてんばすぎるソニアと、突っ込み役のディーノ。
二人の執事と館に秘められた悲しい物語。
そして地下室で出会う不思議な真っ白な女の子。
果たしてソニアとディーノは、館に秘められた謎を解き、外に出ることができるのでしょうか。







キャラクター

ドラマ

作品名 | : |
ブランメティスの館
|
企画・制作・脚本 | : |
白鷺風羽
|
編集 | : |
井上響
|
キャラクターイラスト | : |
るり子
|
キャラクター原案 | : |
ユヅキ
|
BGM | : |
ミナグ ( SiesteCat )
|
HP・アートディレクション | : |
かめのこわたし
|
ソニア 役 | : |
百生里々
|
ディーノ 役 | : |
有村まよ
|
セオドール 役 | : |
銀 零煌
|
テオドール 役 | : |
馬場天
|
??? 役 | : |
結崎有理
|
メティス 役 | : |
白鷺風羽
|
スタッフ
- 企画
- (名前未定)
- 脚本
- 白鷺風羽
- キャラクターイラスト
- るり子
- キャラクター原案
- ユヅキ
- BGM
- ミナグ (SiesteCat)
- 編集
- 井上響
- HP・アートディレクション
- かめのこわたし
- ソニア 役
- ディーノ 役
- セオドール 役
- テオドール 役
- ??? 役
- メティス 役
- 白鷺風羽

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<a href="//tyokoko.chu.jp/project/blanmetis/" target="_blank"><img src="//tyokoko.chu.jp/project/blanmetis/data/img/banner/img_banner_blanmetis_1_200x040px.jpg" style="border: none;" width="200" height="40" alt="ブランメティスの館" /></a>
使用BGM&SEサイト
リンク

-
ユヅキ様がいなければ、この企画は生まれていなかった、と言えるほど、大変お世話になりました。
元々はユヅキ様と一緒にボイスドラマを制作しよう、というお話の中で製作を進めはじめており、
特設サイトにBGMを流そう!など、たくさんの提案も頂きました。
ユヅキ様には丁寧にキャラクターのデザインを製作していただきました。
私自身、ユヅキ様とは以前にも別企画で一緒に製作をさせていただいたことがあるのですが、
またぜひご一緒したいという思いがありました。
ユヅキ様から「登場キャラクターは5人くらいなら」というお話も頂き、
ストーリーもそれに合わせて登場キャラクターの調整などもしていきました。
ですので、ユヅキ様とは本当に企画の初期段階から大変お世話になっておりまして、
まさしく、縁の下の力もち、という方です。
ユヅキ様のキャラクターデザインはとても目をひかれるものが多いのですが、
双子の服など、対になっているようでちょっと違うデザインが本当に素晴らしかったです。
全身のラフを頂いており、ソニアなどは足元もとてもこっているのですが、
見えないところまできちんとデザインして頂けたこと、本当に感謝しております。
ドラマが公開され始めてからも、静かにそれでも嬉しそうに見守っていただけたことが、
とても心の支えになりました。
このたびは大変お世話になり、本当にありがとうございました。
ユヅキ様のデザインなしで、この物語のキャラクターたちは形を成さなかったでしょう。
ありがとうございました。
-
るり子様には、ユヅキ様のデザインに沿って、イラストを書き上げていただきました。
元々、イラストの方もユヅキ様の予定ではありましたが、
ユヅキ様がご多忙ということで、るり子様にお仕事をご依頼させていただいたのですが、
即答で「ぜひ」と言って頂けたことがとても嬉しかったです。
るり子様には、キャラクターイラストの調整などもさせて頂いたのですが、
すばやい対応にはとても驚かせられました。
ユヅキ様のデザインを大切にしつつ、るり子様ご自身のイラストのテイストで、
ブランメティスの館のキャラクターたちを書き上げていただいたこと、本当に感謝しております。
るり子様とは個人的に親しくさせて頂いておりまして、
いつか自分の企画でもお手伝い頂けないかなと思っていたのですが、
このようなめぐり合わせにより携わって頂けて感激いたしました。
ブランメティスの館は、シリアスではありますが、コミカルなシーンも多いため、
暗すぎず、明るすぎずなイラストが求められ、
るり子様は見事にそれらを表現してくださいました。
デザインのかめのこわたし様とも連絡をとりながら、トップイラストなどは製作を進めて頂きましたが、
トップイラストは企画の雰囲気を的確に表現していただけたので、
その画力にはただ脱帽するばかりでございます。
イラストをお願いしている中で、企画の内容についてのお話や、「このキャラが好き」なんていう話も
お聞かせ頂いたことが、私にも嬉しく大切な思い出です。
迅速に、かつ丁寧に作業頂き、本当にありがとうございました。
-
かめのこ様には私の活動の中で様々なところでお手伝い頂いているのですが、
今回も快くデザインを引き受けて頂きとても感謝しております。
元々ホームページは自力で作ろうかと思っていたのですが、
やはりかめのこ様のデザインだったらはるかに素敵になるだろうな・・・とご依頼させて頂きました。
かめのこ様とは、スカイプで会話をしながらリアルタイムで作業をして頂きました。
細かいギミックなどにもこだわって頂き、それを一つ一つ私もチェックさせていただくという、
進める上で、とてもかめのこ様にとっても骨の折れる作業だったと思います。
音楽室のオルゴールのミニゲーム、気づいた方はいらっしゃるでしょうか。
あるボタンを押すと、くるくるとはりが回り、うまいところで止まると「当たり」がでます。
こちらのミニゲーム、実は私は実装をお願いしておりませんでした。
というよりも、製作の中で、音楽室の製作の際に、かめのこさんに「たくさんボタンがありますね」と言ったところ、
「ちょっと押してみて」と言われ、ゲーム実装をそこで気づき、とても驚かせられました。
製作ブログに関しても、かめのこ様のオリジナルのデザインとシステムで製作していただいています。
私はどこかのサーバーのブログを借りてこようか、と思っていたのですが、
それをお伝えした時には、すでにブログの構築が始まっていたという、
本当にかゆいところに手が届く、素晴らしいデザイナー様だと感じます。
それにしても大変なご負担になる、と「そこまで頑張って頂かなくとも大丈夫です」なんて私が言いますと、
「大丈夫!できます!」と楽しそうに明るく返して頂けて、
製作の中でも楽しいお喋りもさせていただき、ただ感謝です。
ブログ以外のホームページの更新などもかめのこ様にオマカセしていたのですが、
瞬時に更新を反映していただき、なにからなにまで、本当にありがとうございました!
素晴らしいデザインをありがとうございます。
-
BGMとして、作曲は私の実兄でもあるミナグ様にお願いをいたしました。
兄妹ですから、なんとなく作品テイストもお互い通じますし、きっと楽に仕上がってくれるだろう、
と思っておりましたが、かなり困難を極めました。
というのも、私自身が曲のイメージをなかなかうまく伝えられず、
没曲も出てしまったりしました。
館、ファンタジー、ということで、ちょっとクラシカルな感じかな、と思って作って頂いては、
ちょっと違うから修正、など、本当に難しく、曲のそもそもの方向性がきちんと決まるまで、
かなりの時間がかかってしまいました。それでも根気強く対応して頂いたことは決して忘れません。
ブランメティスの館は、シリアスなお話ではあるのですが、悲しいだけではない話だと私自身思っています。
最後の結末で、セオもテオも、ブランメティスも、そして館も消えてなくなってしまいますが、
悲しいだけの話ではなく、ちょっと元気の有り余る主人公のソニアが、
ある時体験した不思議な不思議な物語、というイメージの方が強いのです。
ですから、ちょっと寂しいけれど、不思議そうで、余韻が残るような曲。という、
自分でこれを書いている今でもなんとめちゃくちゃな注文かと思うような注文をさせて頂きました。
結果、仕上がった曲はとても素晴らしい一曲となりました。
何度も企画について話をさせていただいたことにより、曲だけで物語が見えてきそうな、
そんな素晴らしいものに仕上がりました。
実際のドラマでは最後にしか流れませんが、間違いなく、この曲こそがブランメティスの館という企画の
イメージ曲であり、テーマ曲だと、断言ができます。
素晴らしい曲を、本当にありがとうございました!
きっとこのサイトに来てくださったほとんどの方の耳に、この曲がきっと残っているだろうな、と感じます。
-
井上様とは、企画を製作する際ほとんど必ずといっていいほどお世話になっておりますが、
今回も製作にあたり、編集をお願いいたしました。
お願いするたびにレベルのあがっていく編集とすばやい対応には本当に頭があがりません。
BGMやSEに関して、ちょこちょこと相談させていただいたりもしましたが、
一番悩みましたのは、ディーノの足音でした。
ソニアの肩に乗っているというのもアリか、しかし歩かせようか・・・どんな音にしようか。
結果、ぽよぽよとした可愛らしいSEで製作して頂くことになり、
これがまた可愛らしく、これで正解だ、と思いました。
井上様は本当に柔軟に対応してくださる方なので、ちょっとしたトラブルがあっても、
にこにこと臨機応変に対応して頂けて、心強い縁の下の力持ち的な存在でした。
個人的には、三話で執事の二人が部屋の中で話しをしているところをソニアたちが聞くところで、
音量の調節をしていただいたことが、細かい!と嬉しくなりました。
いくら素晴らしい音源があっても、編集しなくては形になりません。
ですから、編集さんという存在はとにかく必須です。
キャラクターデザインの段階でも、井上様は楽しんでくださり、「執事がかっこいい!」などのお言葉も頂きましたので、
製作もますます楽しいものとなりました。
気楽に相談して編集頂ける方がいるというのは、自分はとても恵まれていると感じます。
今後何か企画するときも、ご依頼させて頂けたらなと思います。
井上様のちょっとしたSEのつけたしなども素敵ですので、素敵な編集を皆様に楽しんでいただけたのではないかと思います。
最後まで編集いただき、本当にありがとうございました!
-
ソニアはとにかく「今」を生きることに全力なアクの強いキャラクターで、パワフルな演技をお願いしたく、
百生様にご依頼させて頂きました。
ソニアはトラブルメーカーですが、きちんと芯のあるキャラとして製作していました。
非常にコミカルな演技や、シリアスな演技など、百生様にはいきいきとしたソニアを演じて頂きました。
このお話は、ソニアにとっては長い人生で起こったちょっとした非日常の物語です。
ですから、物語が終わり、家に帰ればまたケロリとしてしまうのでしょう。
しかし、歳を重ねていって、ソニアの中にブランメティスの館でのことは深く残る大切な体験だったことに、
自分自身が気づいていくはず・・・と思っています。
百生様のソニアの演技にも今だけでなく、これからのソニアを感じさせるものがあり、とても感激いたしました。
ソニアは過去にとらわれる屋敷の人々になんともいえぬ気持ちでいたことでしょう。
これがテオが生きている頃であれば「さっさと告白しないからいけないのよ!」とお説教でもしてしまいそうです。
館を探検するソニア。物語の中で、彼女は知らないうちに、たくさんのキャラクターから愛されていたことには、
ちょっと鈍感な彼女ですから、気づいていないかもしれません。
ソニアは一度決めたら猪突猛進です。双子のどちらかを当てるとなったら絶対当てる。
でも、決めるにあたり、きちんと考えているのです。ふざけたことを言いながら、表現されなかった台詞の外でも、
頭の中でじっと考えています。難しいことを考えているわけではありません。
ただ、「こうしなきゃ。でもそのためにはこれをしなきゃいけないからどうしようかな」ということを考えています。
とはいえ、私はソニアのギャグっぽい台詞がとても大好きでした。
特に一話の「ぽちっとな☆」がツボで、何度も再生して笑わせていただきました。
印象に残る台詞も多く生まれてきました。ピリ辛発言はスタッフの皆様にも好評でしたが、他にも名探偵ソニアちゃんのくだりも、
個人的にはとても気に入っている台詞でした。
全力で今を生きるソニアだからこそ、この物語は完結したのだと思います。
ソニアを演じるにあたり、百生さまにはたくさんのことを考えていただき、またソニアのことをよく考えていただいたこと、
本当に嬉しく思います。主人公という大役でしたが、素晴らしく演じて頂き、ありがとうございました!
-
ディーノはソニアの相棒の突っ込み役でしたが、元気なソニアに鋭い突っ込みを入れることから、
本当にこの二人(?)組みはにぎやかです。
そんなディーノを可愛らしく演じてくださったのが有村様です。
有村様からのメールはとにかく癒されてしまいまして、いつもディーノのことを大好きとお話して頂けるところが、
なんだかご本人もディーノのようにチャーミングだな、と癒されておりました。
ディーノはソニアと小さい頃一緒にいて、いつでもソニアを見守っていました。
家族であり、友人であり。しっぽアタックをかましたりと、厳しい面もありますが、
ディーノは本当にソニアが大切で大好きなのです。
本編で、ディーノの台詞はびっくりしたり、ソニアを叱ったり、不安がったり、
ソニアと同じく喜怒哀楽が激しい台詞が多くありました。
有村様はそんなディーノをかわいらしく、ディーノらしく演じて頂きました。
この企画においてはマスコットのような存在でしたが、ドラマでも、ディーノの演技やぽよぽよと歩くSEなどに
心癒された方はいらっしゃるのではないでしょうか。
私の作る物語で「おしゃべりねこ」という存在はよく出てくるのですが、
ボイスドラマの企画として製作したものでは、今回がはじめての登場になりました。
人間の言葉を喋る猫、という設定ですが、普通の猫よりもちょっと小さい、という設定もあります。
ソニアと共に館を探検し、悩んだり、考えたりしながら、
ディーノもひとつ、立派な猫になれたのかもしれません。
なんだかんだで、最後は館の人々を気にかけたり、さりげない優しさがあるところも、
ディーノの魅力なのではないかなと思います。
有村様にディーノを演じていただいたこと、本当に嬉しく思います。
有村様からはNGボイスも頂いており、こっそり大切に聞かせて頂いています。
本当にありがとうございました。
-
まじめでしっかり者の双子のお兄さん、セオは募集によって決めさせていただいたキャラクターの一人でした。
どうしてもイメージが浮かばず、セオはどんな風に喋るのだろう、と自分の中で定まらなかったのですが、
銀様のお声を聴いて、「これだ!」と感じました。
セオは冷静沈着で何事にもまじめに取り組んでいますが、最終的なことを言ってしまえば、
テオによってつくりだされた本来のセオに似た何か、というものになってしまいます。
ですが、そんなセオにも、セオ自身としての心のようなものが宿っていたと思います。
一話からお聞き頂くと、さりげないセオのソニアへの対応にどきっとするはずです。
銀様のお声や演技はぴったりとセオにはまっていて、
聴いているだけで、「セオはやっぱりイケメンだなあ」と思ってしまうかっこよさがありました。
銀様のご丁寧なデータのご提出にも大変助けられました。
セオは、テオの気持ちや思いをずっとずっと知っていました。
そして知りながらも、この運命を終わらせねばと思いつつも、一言もそのことについて弟に直接言うことはありません。
セオとしては、本当は弟に自分から間違いに気づいてほしかったのかもしれませんし、
ある意味弟のおぼつかない心を守るために言わなかったのかもしれません。
セオは非常に誠実さのあるキャラクターとは裏腹に、ミステリアスなところも感じさせるキャラクターとして考えていました。
なんとなく、セオと話しているとこちらの意思を読み取られているのでは?とソニアも感じていたはずです。
セオは、本当の自分がもう死んでいることも、弟の未練がましい気持ちも、全て知った上で、
静かに見守ってきましたが、ソニアが訪れて、ソニアに希望のようなものを感じたのでしょう。
銀様の声をあてていただくことで、元々あったセオというキャラクターが、私の手を離れ、
良い意味で一人歩きをし、密度のある個性的な一人のキャラクターになれたと感じます。
優しくて温かい、けれどもちょっと不思議なお兄さん。
最後まで演じていただけましたこと、本当に嬉しく思います。本当にありがとうございました。
-
他企画様で馬場天様のお声を聴く機会があったのですが、その時に「テオはこの人しかいない」と思い、
依頼をさせて頂きました。まさしくテオらしい声でした。
セオとテオの台詞は、字面だけですと非常に似ていて、個性をそれぞれ持たせるにはどうしたらいいか、
ということがまず最初の私の悩みだったのですが、
馬場天様の最初にくださったテオの音源を聞いて、演技の指示も特にしていないのに、
ここまで強いキャラクター性を感じさせる演技をしていただいたことに大変驚いた思い出がございます。
テオは物語の中で、鍵となるキャラクターでした。
最後まで聴いた方にも、もう一度聴きなおしていただけますと、馬場天様の最終話に向けての、
演技としての伏線がよく分かるのではないかと思います。
本当にこの演技の伏線というものに関して、私はほとんど考えておらず、馬場天様が自分自身で考えて演じてくださいました。
テオはチャラチャラしたちょっと不真面目なキャラクターですが、メティスへの想いはとても強いものでした。
メティスへ想いを打ち明けられなかったがために、メティスが死んだ時に絶望してしまいます。
テオは兄と同様にしっかりと執事としての仕事をしていましたが、
メティスの存在するこの館で働けることが、とにかく嬉しくてたまらなかったのです。
テオはとても純粋な心の持ち主でした。その純粋さゆえに、どこかメティスに執着してしまったのでしょう。
何度ブランメティスを迎えても、テオの心は満たされません。
しかし、ブランメティスに対して、テオは必死にその都度メティスを見出そうとしていました。
ディーノの台詞でもありましたが、彼は少し「かわいそう」でもありました。
ですが、最後にメティスのいる場所へ、彼も行けたのでしょう。
そしてたくさん謝って、許してもらって、ずっとメティスのそばにいることが叶うのだと思います。
最終話の苦しむ、切羽詰ったテオの演技は、聴いていて私も胸がしくしく痛む、熱烈な演技でした。
テオというキャラクターを丁寧に解釈していただき、
こうして最後まで演じて頂いたことに心から感謝いたします。
-
ブランメティスの声は、自分の中でイメージがコロコロ変わってしまっており、
たくさんの方のサンプルボイスを聞かせていただいたのですが、その中で結崎様のお声は、
ちょっと儚げな雰囲気がとても似合うな、と思いご依頼させて頂きました。
二話から登場のブランメティスですが、台詞は少ないものの、ソニアに助言をしたり、
最終話では必死にテオに気持ちを届けようとしたり。と物語に欠かせない存在の一人でした。
ブランメティスにとって、館での生活は幸せに溢れていました。
自分が死ぬまでブランメティスであることも、当然だと思っています。
そして、ブランメティスが本当のメティスになれない、ということも、彼女はわかっていました。
ブランメティスは館のことをすべてうけとめる、母のようなキャラクターです。
ソニアやディーノに対しても、母のような優しさで助けてくれます。
ブランメティスはメティスにはなれませんが、テオにとっては必要な存在だったはすです。
なんといっても、後からやってきたソニアやディーノを抜けば、館で唯一本当に生きている人間です。
ですから、ある意味でブランメティスの孤独でもあったはずでした。
歴代のブランメティスもそれぞれちょっとした個性があるという設定ではいますが、
この物語に登場するブランメティスはその中でも、特に他人を思いやり、また、自分は生きている、としっかり確認
することで、前を向ける、そんな人でした。
ソニアとディーノと会った時、ブランメティスは自分がもうすぐ死ぬということが分かりましたが、
それと同時に、本当に嬉しい気持ちになっています。「このこたちも生きているんだわ」と。
結崎様のはかなく優しいブランメティスの演技は、一度に音源もご提出いただき、
一発OKをさせて頂いたほど、ぴったりなものでした。
ご提出の後も、スタッフメールに返信を頂いたりと、企画を見守っていただきとても嬉しかったです。
ブランメティスを演じて頂き、本当にありがとうございました。