3話を公開しました

お待たせいたしました!とうとう3話「隠し部屋」を公開いたしました!
不思議な夢を見たソニアが朝目覚めると大変なことに・・・。
シリアスが強めの3話、次回の最終話に向けて進んでいきます。
ソニアが選んだ答え、それが一体どちらなのかは次回をお楽しみに。

メール状況

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10月23日 スタッフの皆様にスタッフメール4をお送りいたしました。

企画裏話

大変ごぶさたな語りになってしまいますが、最終話を迎える前に少しだけ・・・と語りです。
ブランメティスの館のベースは、私情ですが、私の父の話した未完成の物語でした。
私が子供の頃、寝る前に父はいつも私が主人公の創作話をしてくれたのですが、
「風羽ちゃんが目覚めると、不思議な街にいました」から始まるものでした。
ところが、お話はどうしてか、主人公の私が館で不思議な双子の執事に出会うところで終わってしまったのです。
父は面白くないと考えたのかもしれませんし、
その後は創作話ではなく、実際に本の読み聞かせをしてくれていましたので、
ネタがなくなってしまったのかなあ、とぼんやり考えたものです。
父が亡くなってからも、そのさわりしか聞かなかった未完成の物語が気になって、
私は私自身でその物語を作り直そう!と思い、イメージしていました。

主人公のソニアは、そんなわけで父の話でいけば私と重なるのですが、
私とは性格をまったく変えました。
明るくて、元気で、無鉄砲で、でもしっかり考えている。
そんなソニアは私にとって憧れの女の子で、
ソニアを軸にして、各キャラクターも製作していきました。

製作していくにつれて、イラストがつき、BGMがつき、声がつき、ドラマが形になり・・・。
ブランメティスの館という物語は、私がイメージしていたものとは良い意味で違うものになってきました。
たくさんのスタッフの皆様の力を借りて製作していくことにより、
私の中にあった物語が、イメージというあやふやなものでなく、
形として、命を持ったのだと感じます。
そしてその命はたくさんのスタッフの皆様のイメージの集合体なのでしょう。
まるで新しい物語を聴いているような、そんな気持ちになって、
とても心地よいのです。企画者として私は本当に幸せ者です。

最終話に向けても、どうぞ楽しみにして頂きたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。